あなたの着物は大丈夫?すぐ傷んでしまう着物の保管方法とは・・・

ひと昔前まで、結婚の花嫁道具として用意されていた着物ですが、現在は着物を用意する人も一握りではないでしょうか?一式着物を用意してお嫁に行くといった風習も少なくなってきました。

しかし自分の母親世代の60代になると一通り用意してお嫁に行くのが支流でした。タンスの中には着物がいっぱいという家庭も多いのではないでしょか?今はもっぱら着る機会がなくなった着物ですが、着物は保管方法がとても大変なのです。現在の着物のほとんどが正絹で作られており絹100%です。着物が普段着だった頃は木綿の着物が多く作られ、木綿であれば洗濯もできますし、多少湿気の多いところに保管していても着物が傷むといった心配はさほどありませんでした。しかし今主流の絹はそうはいきません。絹は動物性の天然繊維であり、湿気の多いところで保管しているとたんぱく質を栄養源としてカビが繁殖してしまいます。さらに模様として金糸や銀糸が縫い込まれているものは金属が湿気によって変色してしまうこともあります。

またこれ以外にも虫も例外ではありません。服を保管していると虫に食われてしまうことがありますよね。着物に使われている絹糸は虫にとっては大好物なんです。絹には虫が大好きなたんぱく質が含まれているため、他の衣料よりも保管が大変なのです。とはいっても保管方法に気を遣わないといけないのは高価な正絹の着物や、金糸や銀糸を使ったものです。浴衣や木綿で作られた着物は普通の洋服同様の保管方法で問題ないので安心してくださいね。

購入したばかりの着物はたとう紙という和紙で包まれています。和紙は吸湿性に優れており、これに包んでおくと安心です。保管の際に着物の柄が見えなかったり、包むのが面倒だと感じるかもしれませんが捨ててしまわないようにしましょう。

そして着物は桐タンスに保管するようにしましょう。桐は板になっても呼吸しているんです。湿気を嫌う着物にとっては一番良い保管場所なんです。今は桐タンスがお家にある家庭も少ないとは思いますが、プラスチック製の衣装ケースは湿気を逃さないので着物の保管には不向きです。保管場所くらいと思われがちですが、着物はとても繊細で、着る機会にあまり恵まれない分、着物にとって良くない方法で保管しているとアッという間に傷んでしまいます。着物は決して安いものではありません。着るチャンスがないまま傷んでしまったら勿体ないですよね。しっかり着物の保管知識を身につけておきましょう。